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自動車豆知識普及2-PND


PNDとはPersonal Navigation Deviceの略称で、簡易タイプのポータブル型カーナビのことをいいます。一般的には,画面寸法が4インチ以下(普及型は7~8インチ)の小型のものを指します。通常のカーナビに比べるて廉価なのが特徴です。

欧州を中心にPNDの需要が急速に高まっており,世界のカーナビ市場が急成長する原動力となっています。

位置測定はGPSのみで、装着はクレードルを吸盤でフロントガラスもしくはダッシュボードに貼り付け、ソケットをシガーライターに差し込むだけです。
その簡便さから欧州におけるカーナビの主流となりつつあり、市場全体の出荷台数は昨年の380万台に対し、今年は700万台に達する見込みです。

これまでなかなかカーナビが普及してこなかった米国をはじめ、BRICsといった新興国でも、低価格を武器に普及すると予測されています。(BRICs(ブリックス)とは経済発展が著しいブラジル (Brazil) 、ロシア (Russia) 、インド (India) 、中国 (China) の頭文字を合わせた4ヶ国の総称)

日本では、カーナビを発売した当初から地図上に自車位置を表示するマップ型カーナビが人気を博しました。そのため地図の高精細化が追求され、記録媒体はCDからDVD、HDDと高容量化しました。
一方、欧米ではマップ型カーナビの需要は、純正カーナビを中心にここ最近で増えてきた程度です。
これまではターン・バイ・ターン方式のカーナビが主流でしたが、2005年には欧州を中心に簡易タイプのポータブル型カーナビの需要が急速に高まってきました。
こうした流れは中国でも起きる可能性があり、日本メーカーは対応に迫られています。

国内メーカーではソニーが、2005年に欧州PND市場に初めて参入して、2006年初めには「nav-u」のブランド名を冠した新シリーズを600ユーロ(上位機種のイタリア価格)で発表しました。
国内向けでは1セグチューナー内蔵のサンヨーのミニゴリラが初です。